yashimanドライビングスクールへようこそ。この記事はyashimanが先頭になった渋滞・クラッシュ特集…ではなく、最近増えてきてくれたレースシム初心者の方向けに、yashimaがカートを始めた頃、師匠や先輩から教えてもらった練習方法等を、レースシム用にアレンジしてまとめています。
これより先は、「レースシムを始めてみたいけどどうやって走ったら良いのか分からない」とか、「どうやって練習したら良いのか分からない」という方に、ひょっとしたらお役に立てることが書いてあるかもしれません。お時間があれば、軽く読み流してみてください。
ホームコース
セッティング方法の記事でも触れましたが、自分のホームコースがあることは、練習においてもとても重要となります。ホームコースでの感覚やタイムを熟知しておけば、それが自分自身の基準となります。新しい車両を試す際、ベースセッティングを作る際はもちろん、新たなドライビングを試す際にも、勝手知ったるホームコースがあれば特徴や弱点を掴みやすくなります。
ホームコースは、住んでいる地域に近いところを選んでも良し、F1で有名なサーキットを選んでも良し、自分の好きなサーキットを選べば問題ありません。ただ、rF2のサードパーティ製Modはどうしても作者のレベルによって完成度が異なるため、他鯖さんでもよく使用されている良質なサーキットをおすすめします。
練習車両
ホームコースを選んだら、次は練習をする練習車両(Mod)を決めましょう。練習に使う車両には、挙動に変なクセや短所が無く、マルチ(オンライン)レースでの人気があり、難しすぎない車両であることが望ましいと思います。
鯖管として初心者にお勧めできる車両(無料)は、こちらになります。
上に挙げた2車種は、上記条件に加えてドライビングエイド(TCS及びABS)が標準搭載されていない点も考慮しています。TCSやABSは現代GT車両には無くてはならない要素なのですが、シムではどうしてもそれを使用したドライビングに頼ってしまう事が多いため、練習だけを考えたらドライビングエイドは無いほうが自分の実力を測りやすくなると考えています(個人の見解です)。
もちろん、この他にもrF2には様々な車両が存在しますので、お好きな車で練習するのもいいと思います。しかし、レースシムといえど、トップカテゴリに乗るには、やはりそれなりの腕や経験が必要となってきます。近い将来、上位カテゴリでトップ争いができるようになるためにも、先ずは地道に練習していきましょう。
それでは、ここからは基礎練習の方法をお伝えします。
基礎練習:低速走行(目標タイム:なし、目標周回数:5周)
本当に初めてレースシムで走る初心者ドライバーさんには、最初はありえないぐらい遅く走ってみることを推奨します。それもコースの端っこをひたすらトレースするとても地味な練習走行になります。右回りのコースなら左端、左回りのコースなら右端を走ってみましょう。
最初はとにかくゆっくり走ってみてください。タイムが安定しなくても問題ありません。とにかく自分で決めた側のコース端から外れないようにコントロールを続けましょう。これにより先ずは”サーキットを走る”ことに慣れ、意外と難しいコーナーの端に沿ったステアリング、アクセル、ブレーキ操作を行いつつ、サーキット走行という特殊な体験を重ねていきます。
ゆっくり走ることに慣れてきたらちょっとだけスピードを上げてみましょう。決してコース端のラインを外れず、且つコースアウトをしないように走るのは、最初は意外と難しいかもしれません。5周程度走れたら、先ずは最初のミッションクリアです。
yashimaが初めてカートに乗った時、やはりこの練習を最初に教わりました。また、リアルサーキットでも、ジムカーナなどではコース上をゆっくりと歩く完熟歩行というものがあり、この練習はそれに近い感覚もあると思います。慣れないうちは周りを見る余裕もないかも知れませんが、最初はじっくりとコースを観察し、マシンに慣れていきましょう。
基礎練習:中速走行(目標:トップの110%±1%、10分程度)
低速走行を終えたら、ここから先は目標タイムを設定して走ります。最初の目標は、トップタイムの110%±1%以内。例えば、トップが約1分40秒(100秒)で走っているとしたら、1.1倍して1分50秒(110秒)±1秒程度での走行となります。この練習では、最低でも10分程度は連続でタイムを維持出来るようになりましょう。なお、トップタイムはAIのタイムを参考にしてもよいのですが、谷間鯖のレースリザルトの方が確実なタイムが得られると思います。例えば、左上の検索欄で”AE86”と打てば、鈴鹿のレース結果が出てきます。参考にしてみてください。
この練習のポイントは、単に目標タイムを気にしながらゆっくり走るのではなく、敢えてストレートだけでタイムを調整することにあります。コーナーはできるだけ速く走ること。こうすると「このコーナーはギアを何速に入れて時速何kmで走ればよいか」とか、「どこでアクセルを抜いてどこで踏みこめばよいか」ということを考えていかなければならず、必然的に”考えて走る”練習にも繋がります。
また、この練習以降は、レコードラインを走ります。どこがレコードラインが良くわからない場合には、マルチレースであれば他参加車両の走りを見て/オフラインであればAIを走らせて、先に学習しておくと良いでしょう。
マルチでの練習走行では、他車の邪魔にならないように注意しましょう。ミラーに速い車両が見えたら、即座に上位車両に先を譲るよう心がけるのはもちろんですが、実はサーキット走行に慣れない初心者ドライバーが、後ろを見ながら咄嗟にラインを変えると、予測できない動きになってかえって危険になることがあります。慣れないうちは無理にラインを変えずにレコードラインをキープし、相手が勝手に抜いてくれるのを待つ方が良いでしょう。
おそらく最初は、なかなかタイムが安定しなかったり、逆に速く走りすぎたりすると思います。でも、この練習は「目標タイムになるように、考えながら走る」練習でもあります。目標タイムで安定して走れるようになるまで、しっかりと周回を重ねましょう。
基礎練習:高速走行(目標:トップの105%±1%、15分程度)
次はトップの105±1%(上記例で1分45秒±1秒)までタイムを上げ、最低でも15分程度は連続でタイムを維持出来るようになりましょう。中速走行で安定した走りができていれば、このタイムで走ることはさほど難しくないと思いますが、周回数が増えるのでより安定したドライビングが必要となります。
この練習では、直線では多少アクセルを緩める場面もでてきますが、コーナーではほぼ全開での走行が必要となってきます。そのため、走行中にはいわゆる”ドライビングテクニック”が必要になってくる場合があります。スローインファストアウト、アクセル/ブレーキの踏み方/抜き方、荷重移動等々、ドラテク本に乗っている基本的なテクニックを実践してみましょう。
また、この速度域になると、これまでは気にならなかったマシンセッティングが、確実にタイムと繋がってくるようになります。セッティングには様々な項目がありますが、先ずはギア比、ウィング、タイヤ選択や空気圧調整等、分かりやすくてタイムに直結しやすい部分から始めると良いでしょう。
なお、このスピードになると、同一クラスの上位車両は、簡単にはあなたを抜けなくなっています。しかし、今はあくまで初心者マークの練習走行。後ろに速い車両が見えたら安全な場所で速度を落とし、進路を譲ってあげてください。
この高速走行がクリアできたら、マルチレースに出るには十分な速さがあると言って良いでしょう。少なくともtanima鯖では全く問題のないレベルと言えます。
基礎練習:タイムアタック(目標:自己ベスト、5周)
それでは次はタイムアタックを行ってみます。目標タイムなどは定めず全力で走り、自分の実力を知るのが目的となります。
タイムアタックは5周程度を目安に走ってみましょう。もし、5周走ってもタイムがまとまらないとしたら、それはまだまだ練習不足である証であり、そのタイムと走りこそが今の自分の実力です。己の力不足を感じるなら、ここからはとにかく走り込んで腕を磨き、同時にセッティング能力も高めていていきましょう。
また、これまでの練習で培った基礎テクニックを理解した上で、先輩ドライバーの走りをオンボードカメラなどで観察すると、レコードラインの取り方、ステアリングの切り方、アクセルの踏み方、ブレーキのタイミング等々、自分とは違う部分が見えてくると思います。時に、上級者の走りを参考にすることは、とても有効な手段と言えます。
そして、自分が乗るマシンのことを理解できないドライバーに、上達への道はありません。マシンのスペックを頭に入れた上で、セッティングもしかりと勉強する必要があるでしょう。もし、車の知識がまだ乏しくセッティングに不安があるのであれば、最初は上級者からセッティングをもらって参考にするのも良いと思います。
基礎練習まとめ
ここまでは、段階的な練習方法とその考え方についてまとめてみました。一見するとそれほど難しくはないように書いてありますが、もしかしたら高速走行あたりで目標タイムに届かないということもあるかもしれません。でも、気にしないでください。
ここで示したタイムの例は、あくまで大体の目安となります。例えば「目標の1分45秒がなかなか出ないけど、1分47秒でなら安定して走る」のであれば、実は全く問題ありません。
ここで、各練習の項目を読み返してみましょう。「最低でも○分は連続で走る」と書いてあると思います。実はこれが一番重要です。
例えば、どんなにベストタイムが速い人がいたとしても、2〜3周毎にスピンしてしまうようでは、極端に言うとレースになりません。逆に、少しタイムは劣るけど、20分でも30分でも連続で走れる人は、レースが終わった頃には上位に顔を覗かせることが出来ます。
もちろん、トップドライバーのように速くて安定した走りができればそれがベストなのですが、「どうしてもタイムが伸びない、でもタイムを出そうとするとスピンしちゃう」となった場合には、先ずは自分の走れるタイムで連続走行が出来るように練習を重ねてください。タイムは、自然と後からついてきます。
それでは、ここからはレースに向けた準備を始めましょう。
レギュレーションの確認
レースのレギュレーションは必ず読み、予め理解しておきましょう。
レース前には、必ずレギュレーションを確認しましょう。レギュレーションと書くと大げさに聞こえますが、これにはスタート方法、タイヤ/燃費倍率、周回数などの設定や、レース時間等のタイムスケジュールも含まれます。また、レースによっては、画像のような特別ルールが適用されることもあります。レース前には、必ず告知記事などに目を通しておきましょう。
スプリントレースの準備
出場するレースがスプリントレースなら、必要になるのはやはり速さとバトルの経験値となります。レースでは、タイムアタックで出したベストタイムに近い走りで連続走行を行う必要があり、そのタイムを如何に維持出来るかによって結果が左右されるようになります。例えば20分のスプリントレースであれば、その時間に近い距離を実際に走ってみて、自分がどれだけタイムを維持できるか、どれほどの実力があるのかを事前に把握しておきましょう。
バトルに関しては、一朝一夕で上達するものではなく、ある程度はレース回数をこなして慣れていくしかありません。でも、そのバトル方法には少し注意が必要です。
F1やSuperGTで見られるような、ストレートエンドでのレイトブレーキによるオーバーテイクは、誰もが憧れるかっこいいシーンです。でも、あれは素晴らしいテクニックを持つプロドライバーだからこそ成立するもので、初心者が簡単に真似をしようとするといわゆる”ミサイル行為”になってしまうのが関の山です。また、頻繁なスリップ外しやサイドバイサイドのコーナリングも、これにはかなりの腕、視野の広さ、経験が必要になるため、最初のうちはこのようなバトルもお勧めできません。
yashimaがお勧めする簡単なバトル方法は、立ち上がり重視のコーナリングで相手の後ろにピッタリとつける”テールトゥノーズ”です。実際にレースを走れば分かると思いますが、レース中にミラーに映る後続車はかなり気になるもので、前を走るドライバーのミスをとても誘いやすくなります。そのため、後ろに貼り付いたドライバーは、ブレーキ時の追突さえ気をつけていれば、相手がミスをした時にオーバーテイクが出来るようになります。
メインストレートなどでスリップストリーム(トウ)に入り、ストレートで前に前に出られる余裕が出てきたら、その時はどんどん前を狙ってみましょう。でもその際は、ストレートエンドのブレーキでコースアウトやスピンをしないよう、早めの減速を心掛けてください。
バトルの安全基準に関しては、車種が変わればバトルの方法も変わることがあります。谷間鯖では鯖管の持つ資料からある程度の基準を持ってお話することがありますが、それも一つの例に過ぎません。ただ、上で述べた幾つかの例は、おそらく何処に行っても同じことが言えると思います。レースに慣れるまでは、このような方法があることも思い出してみてください。
耐久レースの準備
参加するレースが耐久レースなら、重要なのは安定した走りと戦略となります。例えば1時間近いレースに出場するとしたら、常に全力で走ればミスをしやすくなってしまいますし、あっという間にタイヤや車両を痛めてしまいます。また、スプリントレースのようなガツガツしたバトルは、フィニッシュまでに余りある時間を考えた場合には、特に序盤は不必要であると言えるでしょう。耐久レースで最も重要なことは、如何にミスを犯さずに計画通りに完走できるかに尽きます。例えば自己ベストが1分40秒程度のサーキットであれば、1〜2%落ちのタイム、1分41〜42秒程度でずっと走れるような安定したドライビングを練習してみましょう。
戦略面を考える上で間違いなく必要になるのが、タイヤと燃費(給油)です。レースシムのタイヤは、摩耗や熱劣化、フラットスポット等によって、徐々に走り難くなりタイムも落ちてきます。そのため、耐久レースでは、タイヤを交換したほうが結果的に上位になる場合が出てきます。
例えば、レース中にピットインが2回必要だとしたら、「タイヤ交換は給油と同時作業なのか」、「どっちのピットタイミングでタイヤを変えるのか」、「どのタイヤコンパウンドに変えるのか」、それとも「最後までそのまま走りきれるのか」といったことを練習で得た摩耗やタイムデータから、事前に計画を立てておく必要があります。これがいわゆるタイヤ戦略というものになります。
また、スピンなどで発生するフラットスポットは、小さいうちはステアリングを震わす程度で済みますが、徐々に大きくなってくるとブレーキやコーナーでミスを誘発する原因にもなります。そのため、事前の計画ではタイヤを変える予定が無いとしても、レース中の判断によっては思い切って変えてしまうのも、レースを無事完走する上で重要な戦略の一つとなります。
燃費に関しては、事前練習で1周あたり何リッター(Ltr)を消費するかの燃費データを確認しておき、レースに完走するためには何Ltrの燃料が必要になるのかを計算する必要があります。また、1時間ぐらいのタイムレースでは、トップの位置によっては自分の計画よりも1周余計に走る必要が出てくることがあります。レースではスピンやクラッシュをすることもあるので、その復帰に余計に燃料を使用することも考えなくてはなりません。
そのため必要燃料量は
1周分の燃費x予定周回数+1〜2周分
と計算しておくのが良いでしょう。
耐久レースでは、タイヤや燃費以外にも様々な戦略や戦術が必要とされますが、一番大事なことはレースを完走することです。もしレースが上手く進まず、最後まで下位を走っていたとしても、その走行距離は経験値となりあなたを上達させてくれます。エンジンが壊れたりしない限りは、諦めないで完走を目指してみてください。
耐久レースの前には、最低でも1スティント分、できれば2スティントぐらいのレースシミュレーションを行い、走行ペース、ミスをしない走り方、セッティング、タイヤ/燃費戦略を事前に確認しておくと良いでしょう。
雨天練習のすゝめ
「雨が苦手」という人は上級者でも結構多いと思います。雨のレースではどうしても多くのクラッシュが発生し、中には「雨が降ったら走らない」と言う人もいらっしゃるようですが、雨を走らないなんてとんでもない!雨こそ上達への近道です。
先ず知っておかなければならないことは、ウェット路面ではタイヤのグリップ限界は驚くほど下がってしまうということです。コーナーひとつをとってみても荷重移動はなかなかうまく行かなくなり、フロントタイヤには荷重が乗らずにアンダーステア(曲がっていかない)が出るし、加速ではちょっとアクセルを開けるとすぐにリアが出る(オーバーステア)になります。いつもならミスをしないブレーキや、安定的に走れているはずのコーナー中でも、何が起こったのかわからないままスピンをしてしまうこともあるでしょう。
これらを克服するには、とにかく雨を走り込むことが一番の練習方法です。雨の中を走り込めば、ドライ状態では決して得られない鋭敏な感覚(センサー)を自然と身につける事ができていきます。また、どんなに全力で走ってもサーキット全域でスピードが落ちるため、意図せず丁寧なステアリングやアクセル/ブレーキワークを練習できるのも雨天練習のメリットとなります。
ドライ条件であれば、ギュッとブレーキを踏めば止まる車体も、雨ではそっと踏まないとタイヤがロックして車は止まってくれません。鈴鹿のS字のような切り返しでは、ドライではかっこよくキュッと切り替えしていたところも、ウェットなら荷重変動に合わせてゆっくりと切り返さないと、あっという間にスピンしてしまいます。加速もそう、ライン変更もそう、雨では全ての操作をゆっくりと丁寧に行う必要があるのです。
嫌だと思っていた雨にも慣れてくると、実際のレース中にスコールのような雨が降ってきても、無意識のうちに雨センサーが働いて、慌てること無く対処できるようになります。また、「このドライタイヤはどの程度の雨量まで走れる」とか、「このタイムとタイヤ温度ならタイヤ交換はまだ必要ない」など、雨天時の情報量を増やしておくだけでも、レースでは大きなアドバンテージを得ることができるでしょう。
もちろん、雨天時には雨専用セッティングも重要になってきます。タイヤをレインタイヤに変えることはもちろんのことですが、エアロ、サスペンション、ブレーキバランス等々、雨用セッティングを考え出すと枚挙にいとまがありません。
また、雨の中での走行距離が伸びれば伸びるほど、自身のセンサーは更に研ぎ澄まされてゆき、ドライビングやセッティングの幅が広がることもあるでしょう。このように雨天練習は良いことづくめ。雨が降ったら積極的に走ってみてください。
最後に
いざマルチレースに出てみると、”宇宙人”とも呼ばれる上位陣の異次元の速さに驚くことがあると思います。時には「あんな凄い相手じゃとてもじゃないけど太刀打ち出来ない」と思われるかもしれません。でも、「レースシムの醍醐味は単純な速さや順位だけは無い」と私は思います。
例えば、レースを重ねていくうちに、気心の知れた仲間が増えていくのもレースシムの魅力の一つです。レースで一緒になったらチャットなどで会話をしながら走ることもできますし、セッティングや走り方等を共有することもでき、中にはチームを組んで24時間耐久を楽しまれる方も沢山いらっしゃいます。また、鯖管さんによってはレースシム以外の様々なゲームやアニメなどのコンテンツを通じて輪を広げ、時にはオフラインイベントを開催されている方もいらっしゃるそうです。そういった繋がりを作るのも、レースシムの楽しみ方の一つだと思います。
また、やはりレースで上位を走りたいのであれば、rF2の下位〜中段付近には10年以上も走ってるのに一向に上達しない”yashiman”という格好の標的がいます。ドラクエで言うところのスライムみたいなものです。これを沢山倒して経験値を稼げば、初心者ドライバーだったあなたはいつの間にか上級者にレベルアップ!yashimanの屍を超えていった速い人を、私はたくさん知っています。きっとあなたも速くなれることでしょう。
他にもレースシムの魅力として、yashimanのような実力のないドライバーでも、トップカテゴリで遊べることも挙げられます。毎年F1がシーズンオフになる冬場には、RSRGPさんという10年以上の歴史がある国内最高峰のレースが開催されているのですが、なんと2019年シーズン(2020年1~3月開催)には、何がどう転んだのかyashimanが出場していました。結果は残念ながら一度も入賞はならなかったのですが、ちょっと練習したら私のような鈍足がトップカテゴリで遊べるというのは、リアルレースでは絶対にありえないこと。また、最下位付近を走っていても「俺、RSRに出てるんだぜ!」という自己満足がテンションを上げてくれます。本当に楽しいレースでした。
このように、レースシムの楽しみ方は十人十色。速さを求めても良し、仲間を求めても良し、自己満足に耽るも良し、何をやってもいいところがレースシムの醍醐味ではないかと思います。これを読まれている初心者ドライバーさんには、これから先に様々な楽しみが待っています。ぜひ自分なりのレースシムライフを発見してください。
ここまでのお付き合い、ありがとうございました。
次は、マルチレースでお会いしましょう。